賃貸管理には大きく分けて3種類あります。自己管理、委託管理、サブリースの3種類です。その中でも自己管理についてご説明したいと思います。自己管理とは読んで字の如く、ご自身で賃貸管理を行う事を言います。所有者が賃料の回収や建物清掃・保守の手配など、すべての管理業務を自ら行う、賃貸経営の原点です。委託管理や、サブリースとは違い、ご自身ですべて行うため、収益を最大化することができます。簡単にメリットとデメリットを紹介いたします。まずメリットは、先に書いたように収益の最大化と、入居者の状況や建物の状況をご自身で把握できるという事と入居者との人間関係の構築で、長期の入居が見込まれるということです。次にデメリットですが、まずは何といってもすべて行わなければならないことです。賃貸管理において、様々な状況が発生するため、クレーム対応や入居者同士のトラブルなどから、台風地震などの自然災害なども対処しなければなりません。夜間や休日に対応しなければならないことも発生します。また、賃貸の市場動向にも敏感でなければならず、絶えず情報を仕入れておく必要もあります。賃貸管理の自己管理は、入居者との関係性が問題なければ最もよい手段と思われます。ご自身の規模や状況を考えて、最適な方法を選んでください。