賃貸管理と一言に言っても、対応しなければならない業務は多岐にわたります。まずはその数多い業務を二つに分けてみると、入居者に係る業務、建物に係る業務となります。では、その二つの業務を詳しく説明いたします。まずは、入居者に係る業務ですが、まず初めに入居手続き、続いて賃貸借契約の締結・更新、賃料の徴収、入居者間や貸主借主間の要望の調整、退去に伴う手続き等が主な業務です。こう見ると大変そうですが、一度入居してもらいきちんとコミュニケーションが取れていれば、そう頻繁に発生するものではありません。契約関係は入退去時と更新時、賃料は振り込み(引き落とし)がほとんどですし、関係が円滑であれば大きな要望も出てきません。次に建物に係る業務ですが、共有部分の保守・清掃、法定点検などの対応、設備の定期点検の対応、建物全般に関わる中長期の修繕計画のアドバイス、建物に対する要望などへの対処、退去後のリフォーム手配等が主な業務です。どちらかと言えば、こちらの業務の方が日常的に対応が多くなるのではないでしょうか。日常の清掃はもちろん、建物のありとあらゆる面で対応が迫られるため、一つずつ管理・対応が必要となります。とはいえ、ご自身の建物ですので、実際に管理していけば意外と苦にならないものです。以上が、賃貸管理に係る管理業務のご説明でした。